すっかり寒くなりましたね。
スーパーマーケットやコンビニでは使い捨てカイロや機能性靴下・手袋が並べられ、冬本番を迎えています。
「何をしても手や足の先が冷たい」
「寒くて眠れない」
そんなお悩みはありませんか?
今回は冷え性に効果的な食材について紹介します。
筆者は雪国・新潟に10年住んだ経験がありますので、寒冷地の知恵もご紹介できると思います。
ぜひ、最後まで読んでくださいね。
冷え性対策に効果的な食材
一般に、冷え性に効果があるとされているのは以下の食材です。
- 大根・人参・れんこんなどの根菜
- しょうが・とうがらしなどのスパイス
- 味噌・しょうゆなどの発酵食品
- 肉類・魚類などのたんぱく質
根菜類
冬に旬を迎える野菜は、水分とミネラルが豊富に含まれています。
しっかりと煮込んで、熱々の汁を身体に取り込むとほかほかしますよね。
根菜類は味噌など発酵調味料と相性がいいので、冬はふろふき大根や田楽で楽しみましょう。
薬味・スパイス類
しょうが、とうがらし・にんにく・わさびなどの香辛料は血管拡張効果があるため、血流をよくします。
また、発汗作用を持ち、身体から余分な水分を出し、スムーズな体温調節をうながします。
少量でいいので、煮物やお味噌汁に加えてみては。
味噌・しょうゆなどの発酵食品
味噌・しょうゆ・みりん・納豆・酒粕・甘酒・チーズなど発酵食品は冷え性対策に効果的。
腸内環境を整え、血行をよくし、代謝アップ。
体温の上昇に貢献します。
肉類・魚類などのたんぱく質
牛肉・豚肉・鶏肉・魚類・魚卵・卵・大豆・豆腐などのたんぱく質は筋肉の元になります。
身体から熱を生み出すには筋肉が必須。
しっかり食べて身体を作りましょう。
漢方では羊肉・鶏肉・牛肉が特に重宝されています。
冬はラムラックソテーににんにくやマスタードなどの薬味を添えると効果倍増。
ホースラデッシュもいいですね。
寒冷地のレシピに学ぶ 冷え性対策
さて、これからは筆者が雪国で感心した料理法について紹介したいと思います。
新潟や北海道の知り合いから学んだレシピです。
- 野菜の味噌漬け
- かす汁
- くるみなどナッツを使ったレシピ
- バター・背脂を使ったレシピ
野菜の味噌漬け
にんじん、だいこん、なすなどを長期熟成した豆味噌に漬け込んだもの。
お漬物の一種ですね。
小さく刻んで、ご飯にかけていただきます。
べっこう色になった野菜は塩気が強く、ご飯が進みますよ。
長期保存できるというメリットもあります。
かす汁
塩鮭・塩ぶり、根菜を煮込み、溶いた酒粕を加えた汁ものです。
こくがあり、身体が芯からあたたまります。
くるみなどナッツを使ったレシピ
筆者が新潟で最も驚いたのがこちら。
くるみを使ったレシピの数々です。
巻きずしには飴煮にしたくるみを刻んだものが入ります。
節分の恵方巻の時には「くるみ増量承ります」の貼り紙を出すスーパーマーケットがあるほどポピュラーな存在。
ナッツの油分と微量ミネラル、ビタミンEが血行を促進し、冬場のエネルギー補給にもなって一石二鳥。
そのほか、くるみ大福、とちのみ大福、松の実を使ったゆべしなどもあります。
麺類の薬味にくるみを使うご家庭もあるようですよ。
バター・背脂を使ったレシピ
北海道出身の知人は、お味噌汁にもバターを入れていました。
味に深みが出るメリットに加え油分が膜を張り、お味噌汁が冷めるのを防ぐのだとか。
また、寒い地域では豚の背脂を大量にトッピングしたラーメンが大人気。
一度、新潟の知り合いとラーメン店に入ったところ、玉ねぎのみじん切りと豚の背脂でどんぶりが真っ白になっていたのは驚きました。
ちょっと忘れられませんね。
まとめ
寒い冬、冷えは万病の元です。
身体をあたためる食材を上手に使って乗り切りましょう。