夏バテ対策に食べる食材と言えば、うなぎや豚肉が定番ですね。
ですが、最近、鶏胸肉に注目が集まっています。
というのは、鶏胸肉に含まれる「イミダゾールペプチド」が疲労回復に役立つという研究結果があるため。
連日、猛暑が続く夏には食卓に上げる回数を増やしたいものです。
鶏胸肉は「サラダチキン」ですっかりおなじみの食材ですね。
低脂肪・高たんぱく質、やわらかい肉質でくせがありません。
ダイエッターやボディビルダーの冷蔵庫には、高確率で常備されている食材としても知られています。
この記事では夏においしい鶏胸肉レシピを紹介したいと思います。
鶏胸肉に含まれるイミダゾールペプチドは疲労回復効果あり!
イミダゾールペプチドとは、イミダゾール基を含むアミノ酸のヒスチジンが結合したペプチドで別名「イミダゾールジペプチド」「イミダペプチド」と言います。
渡り鳥や鶏の胸肉、カツオ・マグロなどの回遊魚に含まれる物質で、疲労を軽減する効果が認められています。
たしかに、絶え間なく動く渡り鳥や回遊魚にはスタミナがありそうですよね。
熱に強いため、加熱調理もOK。
ただし、水溶性なのでゆでるときにはお湯を少なめにする、ゆで汁を再利用するなどの工夫が必要ですね。
夏においしい 鶏胸肉のレシピ
ゆで鶏にして冷やし中華や冷そうめんにのせる
くせのない鶏胸肉はささみとの代用が可能。
ゆで鶏にして手で割き、冷やし中華やそうめんのトッピングにしましょう。
その際、冷やし中華のたれやそうめんつゆにゆで汁を加えることを忘れずに。
風味と栄養価がアップします。
【材料】
- 鶏胸肉 300g
- 日本酒 少々
- 長ネギ・しょうが 少々
- 鶏胸肉300gはフォークや千枚通しでまんべんなく穴を開けます。
- 鍋にひたひたの水と刻んだ長ネギ・しょうがを入れて沸騰させ、鶏肉を入れます。
- 再沸騰したら、火を止めて鍋にふたをしましょう。
- 余熱で火を通して出来上がりです。
お湯に塩・砂糖を加えるレシピがありますが、今回はゆで汁を再利用したいので省いています。
ゆで鶏はオープンサンドの具にしたり、サラダに入れたり、いろいろとアレンジが効きます。
冷蔵庫で1〜2日は保存できるので多めに作っておきましょう。
鶏胸肉のソテー
鶏胸肉は厚みにばらつきがあるため、加熱する前に包丁で余分な部分をそぎ取り、均一にしておくと火の回りがよくなります。
日本では味が濃く、適度に脂がのったモモ肉が人気ですが、フランスやイタリアでは「鶏肉」と言えば「鶏胸肉」。
とてもポピュラーな存在です。
そのため、イタリアンやフレンチのレシピ本にはたくさんのレシピが掲載されています。
気になった方は、ぜひ、書店で調べてみてくださいね。
ここでは家庭で簡単にできるレシピをご紹介したいと思います。
レシピは全て2人前の分量です。
【材料】
- 鶏胸肉 300g
- にんにく 少々
- オリーブオイル 少々
- 塩・こしょう
- 鶏胸肉は観音開きにし、厚さを均一にして塩・こしょうをふります。
- フライパンにオリーブオイルとみじん切りにしたにんにくを入れて熱し、鶏胸肉を皮から焼きます。
- 肉の色が変わり、白くなってきたら裏返し。
- ふたをしてさらにじっくり加熱します。
- お好みでレモンを添えて出来上がりです。
このままでも充分においしい料理ですが、ケーパーソース、トマトソースとの相性も抜群です。
鶏胸肉の南蛮漬け
【材料】
- 鶏胸肉300g
- 玉ねぎ 1/2個
- ピーマン 1個
- にんじん 5cm
- しょうゆ・酢 各大さじ2杯
- 砂糖 大さじ1
- 水 大さじ2
- 一味唐辛子 少々
- 塩・こしょう・揚げ油・小麦粉
- 玉ねぎは縦半分に切り、薄切り、ピーマン・にんじんは千切りにして調味料を加えて混ぜておきます。
- 鶏肉は1口大に切り、塩・こしょうで下味をつけてから粉をはたきます。
- フライパンに揚げ油を入れてきつね色になるまで火を通します。途中で肉をひっくり返しましょう。
- 油をきって調味料とあえます。
傷みやすい鶏肉ですが、高温で加熱しているので冷蔵庫で2日は保存できます。
鶏胸肉の抗酸化作用・疲労回復作用に夏野菜のパワーを加えたスタミナ料理。
お酢に含まれるクエン酸には疲労回復効果があるので、おすすめです。
まとめ
鶏胸肉にはイミダゾールペプチドという疲労回復作用が期待できる物質が含まれています。
夏バテに効果的。積極的に摂取しましょう。
料理はシンプルなものが一番!
日本の奥様・お母様はがんばり過ぎです。
お料理に疲れた方はアメリカのレシピ集を読むことをおすすめします。
市販の缶詰、ソース、ケーキミックスを使ったレシピが堂々と記載されていておどろきますよ。
私たちももっと、肩の力を抜いた方がいいのかもしれませんね。
珠には作り置きをして、楽をしてください。
食卓の栄養バランスをとりつつ、適度に手を抜いていきましょう!