10月は衣替えシーズンです。
そろそろ、計画的に着なくなった衣類を洗って収納する時期ですね。
この時、悩むのがこちら。
「一度しか袖を通していない洋服も洗わないとダメ?」
「汚れていないように見えるけれど…」
洋服はひんぱんなクリーニングでダメージを受けますから、洗う回数は減らしたいものですよね。
ですが、衣替えの前にはぜったいに洗ってください。
クリーニングなしで収納すると、シミ・黄ばみ・虫食いの原因になります。
この記事では衣替え時のクリーニングについて、クリーニング店に出す場合のコツと注意点を解説したいと思います。
貴重な、クリーニング店側の意見も聞いてきました。
ぜひ、参考にしてくださいね。
衣替え前の洗濯は必須!
衣替え前の洗濯は必要です。
特に10月、これからしまうのは夏の衣類ですよね。
夏に着用した衣類には、汗で増えた細菌がたくさんついているものです。
このまま収納すると、シミ・黄ばみ・虫食いで洋服が傷んでしまいます。
最悪、着用できなくなることも。
ここはしっかり洗濯して、充分に乾燥させてから衣替えしたいところです。
たまに、洗濯して収納したはずの衣類でも黄ばんでいることがありますよね。
これは落とし切れなかった皮脂による汚れが浮き出したもの。
数か月間使わない衣類は、普段より念入りに洗いましょう。
筆者も黄ばみの経験がありますよ。
古着屋に持って行ったら、「汗ジミがあるから」と買ってもらえませんでした。
「洗っていたのに!」と驚きと恥ずかしさでいっぱいになりました。(笑)
しまう前の洗濯には酸素系漂白剤を併用したり、強めの洗剤を使ったり、一工夫しましょう。
衣替えの衣類、クリーニング店に出す場合は?
おしゃれ着や大切な衣類はクリーニング店に出す方が多いと思います。
大手クリーニング店は早めの衣替えには割引制度を導入しているところがあります。
上手に活用したいですね。
お店に持って行くときに注意してほしいのが、シミがある場合。
「これが何のシミかだけは明確にしてほしい」
知り合いの高級クリーニング店の店長さんが口を酸っぱくしておっしゃっていました。
そして、シミがついたらすぐにお店に出してほしいとのこと。
一般人や別の業者が触って、本来なら簡単に取れたはずのシミが取れなくなるのは「クリーニング店あるある」だそうですよ。
プロはシミの種類が分かれば、酸性・アルカリ性など判断して薬剤を準備、対応してくれます。
血や油汚れなど家庭でも対処できるもの以外は、最初からプロにお任せしましょう。
大切な洋服を守るための基本ですね。
クリーニング店・衣類保管サービスを使う時の注意点
昔ながらのクリーニング店は衣替えの衣類を次の季節まで預かってくれるところがあります。
また、スーパーマーケットやショッピングモールに出店しているクリーニング店が増えた現在、衣類保管に特化したサービスもあります。
どちらも家庭で保管する場所や手間が省けて便利なもの。
特に衣類保管サービスは「保管」「管理」に特化していますから、きめの細かいサービスを提供しています。
預かる荷物はアイテムごとに写真撮影してリストアップ、会社によっては温度・湿度の管理まで。
クリーニングはオプションとして用意されています。
取り出したいものがあればアプリで簡単に操作できる点がいいですね。
衣類保管サービスを使う時の注意点
サービスを提供している会社によって、金額や保管方法、取り出し方が違います。
説明をよく読んで、自分に合ったサービスを選びましょう。
この時、スマホでみているだけだと情報が錯綜してしまいがち。
各社ごとにメリット・デメリットをまとめてメモを取ることをおすすめします。
コツは「家族にプレゼンするつもりで情報収集すること」。
頭の中が整理できますよ。
クリーニング店に預ける際の注意点
では、昔ながらのクリーニング店に預ける場合、注意して欲しいことがあります。
それは出すアイテムの徹底したチェック。
お店側が点検して伝票を切ってくれるから、と任せてしまうのはトラブルの元です。
前述の店長さんにお聞きしたところ、伝票をなくすお客様、出したものが伝票からもれていると主張するお客様はとても多いのだとか。
お店側はお預かりしたものはスタッフでダブル、トリプルのチェックをしているのですが、あとで「これも出したはず。返ってきていない」と言い張る方は多いそうです。
出す前にスマホで撮影、リストアップしておくとトラブルの防止になります。
これは私たち、お店側どちらにとってもプラスです。
実際、こうしたトラブルで「出入り禁止」になる人は想像以上の数だとか。
他山の石にしたいですね。
まとめ
衣替えの前にはシミ・黄ばみ・虫食い予防のために必ずクリーニングしましょう。
お店に出す場合は、シミの種類を明確に伝えるときれいに取り除いてもらえます。
衣替えした前シーズンの衣類は、昔ながらのクリーニング店や保管サービスに預けると便利です。
クリーニング店に預ける場合は自分で写真を撮影し、リストを作成するとトラブルを防げます。