絵本は子どもが読むものだと思っていませんか?
絵本は新しい「価値観」や自分の中で忘れていた「気付き」を再確認してくれます。
母とはいつも強くなけれないけない存在、子どもを守らなければいけない、と常に気を張って生活する方が多いのではないでしょうか。
子どもは可愛いですが、家事育児は大変なことがほとんどですよね。
育児に疲れたな、最近イライラがひどくなっているな、と悩んでいるママたちにとってかけがえのない一冊になる絵本を紹介します。
なぜ絵本?絵本がもたらす効果とは
絵本は子どもだけではなく、大人が読むからこそのメリットがたくさんあります。
ここでは絵本がもたらしてくれる3つの効果を紹介します。
安眠・リラックス効果
絵本は絵の雰囲気や色合いなど視覚的な癒しを与えてくれます。
さらに、絵本には子どもにも分かりやすいフレーズを繰り返し使うことが多いです。その繰り返されるワードには、睡眠療法的な手法が組み込まれていることから、リラックスしている状態で眠くなる効果をもたらしてくれます。
想像力と思考力UP
絵本には固定概念がありません。
これが正解です、こうすれば良くなります、と何かを教えてくれるわけではないのです。
それが、読み進めていくうちに何かの気付きだったり、問題解決へいい方向に運んでくれる可能性があります。
絵本の世界観から想像力を高め、違う価値観や考え方が身に付けられます。
視覚的な記憶力の向上
絵本は絵を記憶してから文字を読み始めることで、絵を汲み取る想像力や記憶力が高まります。
さらに、人間の脳には「スケッチパッドファンクション」という機能があり、直前の映像を記憶に残しながら、ストーリーを追うため、脳トレにもなります。
絵本からの意外な気付き
母は強くなければいけない、常に子どものことを考えなければいけない、という固定概念に囚われている方はいませんか?
常に気を張っている状態だとパンクしてしまいます。その考えを見直すきっかけをくれる身近なものが絵本です。
絵本を通じて、ものの考え方や捉え方m子供との向き合い方など様々な考えが見えてくるかもしれませんね。
育児に疲れたママにおすすめ絵本5選
ここでは育児疲れなママたちが癒されるおすすめ絵本を5選ご紹介します。
ちいさなあなたへ|アリスン・マギー
我が子に語りかけるように描かれた絵本です。
もうすぐママになる方からお子様が巣立ちママを卒業する方まで心がじんわり温まり、最後はポロリと涙が出てくるでしょう。
母でいることの幸福や喜びだけでなく、不安や子育ての痛み。それを全て含む母が抱く子への思いが詰まった本です。
ママ|カン・ギョンス
この本に出てくるのはたった一言の「ママ」です。
自分が初めて発した「ママ」から命のバトンを繋ぐ我が子が初めて発する「ママ」。
同じ「ママ」でもいろいろな心情が描かれるママへの深い思いを連想させてくれるストーリーになっています。
たからもののあなた|まつおりかこ
お仕事が忙しいワーママさんのための絵本です。
「もっと一緒にいたい」「寂しい」その気持ちは母も子も一緒のはずなのに、すれ違ってしまいます。
しかし答えは至ってシンプルなのです。
たった一言の「大好きだよ」という言葉を伝える大事さを改めて実感できる作品です。
ちょっとだけ|瀧村有子
「ちょっとだけ」から連想されるお姉ちゃんのさまざまな心情が見えます。
物事を1人でできるようになる様子、お母さんを我慢する様子が描かれています。
お姉ちゃんは「ちょっとだけ」を頑張って、「ちょっとずつ」お姉ちゃんになるのです。
リサのいもうと|アン・グッドマン
今まで末っ子だったリサが真ん中っ子になるストーリーです。
今までたくさん構ってくれたお母さんですが、最近はちっとも構ってくれません。なぜならお腹に赤ちゃんがいるからです。
リサの嫉妬や葛藤から赤ちゃんと対面する描写は、心がほんのり暖かくなります。
まとめ
今回は、育児に疲れたママのために絵本の効果や、心が温まる絵本を紹介しました。
さまざまな心情が見えてくる絵本だからこそ、新しい発見や考え方が見えてきます。
イライラが止まらない、体も心も疲れている、そんなママたちは、ママをちょっとおやすみして、じっくり絵本を読んでみましょう。
そうすると子どもとの向き合い方が見えてくるかもしれませんね。