温泉には美肌に効果がある温泉がたくさんあります。
日本各地にある様々な温泉へ、やみくもに入りにいくより、温泉の選び方で美容効果が全然違ってきます。
肌質は人それぞれ違います。
お肌のごわつきが気になる方やツヤ感を重視したい方など、肌の悩みに合わせて温泉を決めることで楽しみ方が変わってくるのです。
今回は、肌を整える温泉の選び方についてご紹介するので、旅行の時に参考にしてみてくださいね。
三大美人泉質とは?
美肌に良いと言われる湯成分の条件を満たす泉質は主に3つあり、これを「三大美人泉質」と言います。
肌の汚れを綺麗に落としてくれる「炭酸水素塩泉」、肌の代謝の巡りをよくしてくれる「硫黄泉」、保湿ヴェールで補給を促してくれる「硫酸塩泉」があります。
一番重要視している肌悩みに、優先順位をつけて、自分好みの温泉を選んでみましょう。
肌悩み別「美人温泉」の選び方
ここでは、人それぞれの肌悩みに沿って美人になれる温泉についてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
肌汚れを落としスベスベ肌を目指す
肌にゴワゴワ感を感じる方や、肌の表面を滑らか、綺麗にしたい方は「炭酸水素塩泉」の湯成分が入っている温泉がおすすめです。
肌の掃除をしてくれるクレンジング作用が含まれているため、肌の表面を柔らかくし、皮脂を乳化させてくれます。
お肌がリセットされるので、湯上り後はスキンケアで保湿ケアを忘れずに行いましょう・
炭酸水素塩泉の湯成分が入っている温泉地
- 東鳴子温泉(宮城県)
- 中山平温泉(宮城県)
- 赤倉温泉(新潟県)
- 平湯温泉(岐阜県)
- 龍神温泉(和歌山県)
- 姫野温泉(佐賀県)
- 炒見温泉(鹿児島県)
古い角質を落とす効果から、滑らかな素肌になりたい方はぜひ上記の温泉地に行ってみてくださいね。
肌代謝の巡りをよくするクリアな肌を目指す
肌がどんよりとくすみが気になる方や、透明感のある若々しい肌を取り戻したい方は「硫黄泉」の湯成分が入っている温泉がおすすめです。
肌の透明感は、皮膚の外側だけではなく、内側からも作られ、両方からアプローチしていく必要があります。
腐った卵のようなツンとする匂いが特徴的な硫黄泉は、毛穴汚れを落としてくれる作用をもたらしてくれるでしょう。
硫黄泉の湯成分が入っている温泉地
- 川湯温泉(北海道)
- 乳頭温泉(秋田県)
- 鳴子温泉(宮城県)
- 大府平温泉(福島県)
- 奥塩原温泉(栃木県)
- 万座温泉(群馬県)
- 湯の峰温泉(和歌山県)
- 雲仙温泉(長崎県)
硫黄泉の湯成分が入っている上記の温泉は、クリアで輝きのある素肌を作ってくれるので、ぜひ行ってみてくださいね。
保湿力を高めしっとり素肌を目指す
乾燥で肌のカサカサが気になる方や、しっとり感、ツヤが欲しい方は「硫酸塩泉」の湯成分が入っている温泉がおすすめです。
硫酸塩泉は保湿ヴェールのような泉質で、特にしっとり系の化粧水や入浴剤に用いられることが多いです。
最後にシャワーで流してしまうと、潤い成分が逃げてしまうため、なるべく洗い流さないように注意しましょう。
硫酸塩泉の湯成分が入っている温泉地
- 作並温泉(宮城県)
- 天童温泉(山形県)
- 山代温泉(石川県)
- 谷川温泉(群馬県)
- 四万温泉(群馬県)
- 大涌谷温泉(神奈川県)
- 伊豆山温泉(静岡県)
- 北川温泉(静岡県)
- 黒川温泉(熊本県)
冬の乾燥が気になる季節でも上記の温泉に入ることで、肌のしっとり感を高められるのでぜひ行ってみてくださいね。
まとめ
今回は、三大美人泉質の成分が入っている美人温泉についてご紹介しました。
日本各地に様々な効果がある温泉地がありますが、肌悩みに沿って温泉を選びましょう。
落としてくれる効果、巡りをよくする効果、保湿力を高める効果の3つについてご紹介しましたが、湯巡りをしたい方は落とす→巡る→保湿の順に温泉を巡ることがおすすめです。
ぜひ様々な温泉地に足を運んでみてくださいね。