毎日の家事、育児、仕事、親戚付き合いにご近所への気配り。
日常生活をスムーズに回していくためには、やることが山積みです。
時には友人たちとお茶を飲んで、お互いにストレスを発散させたくなりますよね。
ですが、友達は友達でも「ママ友」とのお付き合いには落とし穴もあり、現代人はくたくたです。
この記事ではママ友がしんどいと感じたときにしてほしいこと、読んで欲しい本についてまとめました。
よろしかったら、参考にしてください。
ママ友付き合いに疲れたら、ノートに書き出す!
「あの人と会うと疲れる…」
そんな時に試してほしいのがこちらです。
- 思っていることを紙に書き出す
- 付き合うメリット・デメリットの洗い出し
- 離れたときに起こる最悪の事態を考える
はい、そうです。
D・カーネギーの名著『道は開ける』第四章「悩みの分析と解消法」にある方法ですね。
1948年に出版され、今なお版を重ねている世界的なベストセラー。
多くの書籍に影響を与え、さまざまなバージョンを生み出しています。
私が最近読んだ悩み解消本にも似たような方法が載っていました。
著名人の本には割とよく載っているこの方法、元ネタはカーネギーなのです。
では、ひとつずつみていきましょう。
思っていることを書き出す
紙はルーズリーフでも、レポート用紙でも、子供が持っている自由帳でもOK。
白い紙で、サイズはA4でもB5でも手に入りやすい方を使いましょう。
この時、特に整理して書かなくてもいいので、思っていることをすべて吐き出すのがポイント。
人は頭の中で考え事をしていると、思考が行ったり来たりしてしまいがち。
一度、紙の上に書き出してみましょう。
「〇〇さんと会った後は、疲れる」
「〇〇さんは自分の話しかしない」
「いつも否定ばかりされてきつい」
紙に書くと、気分がすっきりしますし、その人と自分の合わない部分が分かります。
自分が他人にされるとイヤなことも、実は気づきにくいもの。
ノートに書き出すことで自分自身も見えてきますよ。
一緒にいるメリットとデメリットを洗い出す
人間関係に「メリット」「デメリット」を考えるのは打算的、と思われるかもしれませんね。
ですが、
「あの人と話すとホッとする」
「彼女と一緒にいると楽しい」
こんなこともメリットです。
また、
「あの人と話した後はむしゃくしゃして子供に当たってしまう」
「イライラしてつい、食べ過ぎてしまう」
はデメリット。
あくまでも、自分の感情・行動に与える影響を中心に書き出してみましょう。
イヤなママ友と離れたらどうなる?最悪の事態を予測する
では、一緒にいるとしんどいママ友と決別したらどうなるでしょう。
これは、最悪の事態を想定してみましょう。
「子供同士は仲がいいから、家の中がぎくしゃくする」
「ママ友グループで無視される」
「友達が少ないと、(保育園・幼稚園・学校で)自分の発言力が低下する」
その、考えられる最悪の展開に解決策はあるでしょうか。
考えてみましょう。
別の友人を作る、仕事や習い事を始めて新しい人間関係を作る、無視を決め込む…
メリット、デメリットを書き出し、最悪の事態を想定して、解決策を模索。
どうしても離れたいと思う相手からは距離をとりましょう。
意外に何も起こらないものですよ。
実体験!知人たちのママ友事情
では、ここで実体験をご紹介します。
ある時、30代から40代の女性ばかりが10人ほど集まって話す機会がありました。
何かの拍子に
「ママ友っている?」という話題に。
ある人が「ダミーならいるよ」というと
すかさず、別の人が
「ママ友は全部ダミーだよ」と応酬。
そこにいた全員が大笑いしました。
みんな、この程度の意識で付き合っているんですね。(笑)
もしも、本当に気の合う人に巡り会えたらラッキー、くらいの気持ちでいると悩まずにすみます。
基本は、ママ友に期待しすぎないこと。
考えてみてください。
小学校・中学校は年齢、住んでいる地域が同じ女の子ばかりが集められていましたよね。
それでも、仲よくできる子は一握りだったはず。
子供が同じ年というだけで、育った環境・年齢・生活が全く違う人たちとそうそう仲よくできるわけがないのです。(笑)
ちなみに私は四人きょうだい。
私の母は多くの「ママ友」と付き合ってきたはずですが、現在、仲よくしているのは一人だけ。
これくらいの確率なのですよ。
ママ友付き合いに疲れたら、読んで欲しい本
野原広子の『消えたママ友』、『ママ友がこわい』。
さらっとした線で描かれたかわいい絵柄ながら、心をえぐる描写が秀逸です。
人間は自分のことは深刻に考える傾向にありますが、一度距離を置いて第三者目線で見ると視界が開けるもの。
「ママ友」問題を扱った漫画を読むと、考え方のヒントがもらえるのでおすすめです。
『消えたママ友』野原広子 #読了
キラキラ幸せそうだったママ友の有紀ちゃんが、ある日突然姿を消した。
絵は可愛らしいけど描写は鋭くて、物語の展開や間も絶妙。
いつも仲良くしていても、「なんでも知ってる」なんて錯覚だよね。
みんなそれぞれの事情や思いを抱えて生きている。 pic.twitter.com/XCluBOZuby— おもち@読書垢 (@mochimochi_book) September 16, 2021
まとめ
人生100年時代とはいえ、使える時間は限られています。
大切な時間は、大切な人のために使いたいですよね。
「しんどい」人間関係に費やすのはもったいない。
割り切っていきましょう。