あっという間に秋が終わり、冬の冷え込みが始まりましたね。
朝起きると暖房が入っていない室内はひんやりとして、こごえそうになります。
男性よりも筋肉量が少ない女性は体で熱を生み出しにくいため、冷え性になりやすいもの。
体が冷えると血のめぐりが滞り、肌がくすんでかさつきます。
冷えは、健康・美容の大敵ですよね。
今回は、冷え性対策に有効な飲み物、効果的な飲み方、冷え性には向かない飲み物を紹介したいと思います。
女性の冷え性 原因は?
女性が冷え性になりやすい原因は以下の5つが挙げられます。
- 男性に比べて筋肉量が少ない
- 月経の影響で鉄分が不足しやすい
- 女性ホルモンの影響
- ダイエットによる食事量の減少
- 補正下着による血行不良
根本的には、これらの要因を見直す必要があります。
自重を使った簡単なトレーニングで筋肉量をアップさせたり、鉄分補給をしたり、食事量を見直したり。
きついガードルや着圧タイツをやめるだけで、血行が改善するケースもあります。
ですが、身体を作るのには時間がかかりますね。
そんな時に即効力があるのが「冷え性対策の飲み物」です。
冷え性対策におすすめの飲み物
冷え性におすすめの飲み物は次のもの。
- 紅茶・ウーロン茶などの発酵茶
- しょうが湯・くず湯
- 梅醤番茶
- 味噌汁・スープ
- 白湯
紅茶・ウーロン茶などの発酵茶
漢方において発酵茶は体をあたためるといわれています。
紅茶、ウーロン茶、プーアル茶などですね。
特に紅茶は入手が簡単で飲みやすい飲料。
しょうがを入れれば、さらに体をあたためます。
甘みをつけたい場合には黒糖やはちみつがおすすめ。
白砂糖より体に優しく、ミネラルが豊富なので、冷え性向きですね。
カフェインが入っているので、1日2〜3杯が目安です。
しょうが湯・くず湯
熱湯におろしたしょうがと砂糖を加えたしょうが湯。
昔から身体をあたため、咳を止めるのに用いられています。
近年は節れんこんの粉、くず粉を加えた市販品がありますね。
しょうがをおろす手間が省けること、思い立った時すぐに飲めることが利点です。
多くのメーカーから販売されているので、好みの味を探してみてください。
くず湯はもともとくず粉を練った食べ物で病人食とされていました。
現在ではしょうが湯と同様に扱われていますね。
こちらも市販品がたくさんありますので、気に入るものを選んでみてはいかがでしょうか。
注意点としては本物のくず粉を使った商品を選ぶこと。
かんしょでんぷん、片栗粉を用いた商品より身体があたたまりますよ。
梅醤番茶(うめしょうばんちゃ)
熱い番茶に、おろしたしょうが、梅干し、しょうゆをたらした飲み物です。
食養生の世界では、昔から風邪の特効薬として知られています。
筆者は風邪を引きそうなときには飲んでいますね。
一度、姉妹に作ったところ「かなりガツンとくる飲み物」といっていました。
飲んだ瞬間に、血が全身をめぐる感覚がたまりません。
しょうが、梅干し、醤油の量はお好みで加減してください。
整腸作用があるので、おなかが弱い方にもおすすめです。
味噌汁・スープ
味噌はいわずと知れた発酵食品。
それを熱い状態で頂くのですから、体をあたためる効果はばっちりです。
冬は多めに作って冷蔵庫で保管しておけば、4〜5日持ちます。
スープは大根、にんじん、ごぼう、かぶなど根菜を使ったものがおすすめ。
こちらも冷蔵庫で何日も保管できるので大量に作って、小腹がすいたときに食べると冷え対策・ダイエット効果の一石二鳥がねらえます。
白湯
シンプルでもっとも身体に負担がかかりません。
冬は少量の水をすぐにあたためられるミルクパンを用意しておきましょう。
冷え性には向かない飲み物
反対に冷え性を悪化させるのは次の飲み物はこちら。
- コーヒー
- 緑茶
- ジュース
- スポーツドリンク・炭酸飲料
1日1杯くらいであればかまいませんが、常飲はおすすめできません。
冬場はひかえめにした方がよさそうです。
まとめ
つらい冷え性は、筋肉量を増やすなどの根本的な見直しが必要です。
冷えを緩和させる飲み物は、生活を正していく過程で大きな味方になります。
上手に活用しましょう!