若い頃より毛穴が目立つようになってきたと感じるようになったら、たるみ毛穴のサインかもしれません。
年齢とともに目立ってくる毛穴はたるみが原因のことが多く、メイクでは隠しにくく、老けて見えます。
今回はたるみ毛穴とは何か、原因、改善するためのポイントをご紹介します。
たるみ毛穴とは?
たるみ毛穴とは、年齢とともに徐々に肌の弾力が落ちてくることから、本来丸いはずの毛穴が重力に引っ張られ、縦長に広がることです。
毛穴が楕円形になると幅が広がり、より目立つようになります。
肌のハリや弾力が落ちることで、重力に逆らえなくなると考えられ、放っておくと毛穴同士が線状となり、シワへと変化するでしょう。
また、頬の中心部分にたるみ毛穴は現れやすいのです。
鏡と正面から向き合い、顔を上へ向けると毛穴が目立たなくなることで、たるみ毛穴を認識するようにしましょう。
たるみ毛穴が起こる原因3選
たるみ毛穴を改善するには、原因をしっかり把握しておく必要があります。
ここでは、主にたるみ毛穴が起こる原因について3つの原因をご紹介します。
加齢
肌のハリを支えてくれるコラーゲンや、ヒアルロン酸などの必要な成分は、年齢を重ねるとともに減少していく傾向があります。
ハリを支えてくれる成分が減少すると、弾力も失われ毛穴が重力に負けるようになるのです。
重力に負けてたるむだけではなく、毛穴も縦長に広がることで肌のボコボコが目立つようになります。
表情筋の衰え
年齢を重ねると、表情筋を使う動作が徐々に消え衰えます。
表情筋が衰えると、皮下脂肪を支える筋力が弱くなり、肌がたるむ原因になることが多いのです。
また、無表情でいる時間が長ければ長いほど衰えるため、例えば、デスクワークが多い方や人との会話が少ない人は無表情になる時間が多いため、注意が必要です。
皮脂の過剰分泌
皮脂の分泌量もたるみ毛穴の原因になります。
分泌量が多いと、詰まった皮脂が毛穴を押し広げるため、毛穴がより開いてメイクで隠しても目立ちやすくなるのです。
たるみ毛穴の方は、白い角栓が詰まっていることが多いですが、そのまま放置を続けると黒ずみになる可能性があるため、気付いたうちにスキンケアが重要になります。
たるみ毛穴を改善するためのポイント
進行すると、みかんのようなボコボコとした肌になってしまうことがあります。
いつまでも健康的で綺麗な肌を保ちたい方は、たるみ毛穴を改善するために、以下4つのポイントを参考にケアしてみましょう。
低刺激の洗顔料を使う
たるみ毛穴の改善は正しい洗顔を徹底しましょう。
ここで重要なことは、顔を洗いすぎないことです。
毛穴はしっかり洗顔して洗わなくてはと考える方は多いのではないでしょうか。
しかし、洗浄力の強い洗顔料は刺激が強く、肌に負担がかかってしまう可能性が高いのです。
洗顔するときは、低刺激のものを使用し、たっぷりの泡で顔を包み込むように優しく洗うことがコツです。
必要な皮脂まで洗い流してしまうと、乾燥を加速させ、たるみが目立ちやすい状態になるため注意しましょう。
保湿力を高める
肌にハリや弾力を取り戻すためには、保湿を徹底する必要があります。
洗顔で終わらすだけでは肌が保湿されません。
洗顔後に、化粧水や乳液、クリームなどを使用することで保湿力を高めることができます。
肌の潤い不足は、紫外線などの外部からのダメージを受けやすく、肌の保護力が弱くなります。
それを阻止するために潤いケアは重要で、肌のバリア機能を向上させるために保湿は必要不可欠なのです。
紫外線対策を徹底する
紫外線は肌の奥までダメージが到達し、コラーゲンなどの肌組織が壊れる原因になります。
そのため、日焼け止めクリームや日傘などの紫外線対策は、たるみケアに直結するのです。
紫外線ケアは日差しの強い夏の間だけだと思う方は多いですが、季節や天候にかかわらず、一年中降り注いでいます。
さらに室内にいてもガラスから通り抜けて肌に直接触れるため、いつどこにいても日焼け対策は欠かせません。
表情筋を鍛える
表情筋を鍛えることは、肌の重力に負けない筋力を作ることです。
肌の重力が落ちると毛穴がたるむだけではなく、シワやほうれい線を目立たせ老け顔の原因にも繋がります。
コロナ渦の現在は、マスクを長時間つけている方は表情の変化が乏しくなりがちなので、簡単にできる顔面エクササイズなどで表情筋を鍛えましょう。
まとめ
今回は年齢とともに現れやすくなる「たるみ毛穴」についてご紹介しました。
肌のハリや弾力が落ちてくることで、毛穴が開き目立ちやすくなります。これは、シワやほうれい線にも繋がり、老け顔の原因になります。
たるみ毛穴を改善するためには、原因をしっかり把握して、正しい洗顔方法を身につけましょう。
正しいスキンケアや、紫外線対策、表情筋を鍛えることで、若々しい健康的な肌を取り戻すことができます。