お雑煮は地域によってどれくらい違うもの?味付けや餅の形について調べてみました

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田舎暮らし
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もうすぐお正月。

おせち料理はお取り寄せする方、ご家庭で作る方がいらっしゃると思います。

お重に入れる料理は購入しても、お雑煮だけは手作りというご家庭も多いのではないでしょうか?

おせち料理は細かい相違があるとはいえ、日本全国で黒豆、数の子、ごまめ、紅白なます、れんこん、ごぼうなど縁起物を食べる点は共通しています。

ですが、お雑煮はアツアツの状態でいただく汁物。

地域性があり、「家庭の味」要素が強いお料理ですよね。

各ご家庭で「これだけはゆずれない」こだわりをお持ちだと思います。

この記事ではそんなお雑煮について紹介します。

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そもそも、お雑煮とは?

お雑煮とは、お餅に数種類の野菜・肉類・魚介類・練り物・豆製品を加えて煮た汁物で正月三が日に食べられます。

現在では新年を祝う「ハレ」の食べ物として有名ですね。

始まりは平安時代と言われていますが、当時、お餅はめったに食べられない貴重品。

『源氏物語』などでも婚礼の儀式に使われていますね。

そのため、当初のお雑煮にはお餅が入っていませんでした。

室町時代にも作られていた記録はありますが、庶民の行事食として定着したのは江戸時代に入ってからのこと。

神様にお供えしたお餅をいただくという流れで始まったようです。

お雑煮の地域差は

お雑煮の具材は地域によって大きく異なります。

その土地で収穫される農作物、水揚げされる魚介類、食文化の違いを色濃く反映する料理です。

大きな違いを挙げると次のようになります。

  • 餅の形状
  • 餅を焼くか、煮るか
  • ベースはすまし汁かみそ仕立てか

これはあくまでも、「大きな」差。

日本には有名なものだけでも100種類を超えるといわれるほど様々なお雑煮が存在しています。

例えばベースとなるすまし汁ひとつをとっても、かつおだし・昆布だし・鶏だし・あごだしなどがあります。

みそも白みそ、赤みそ、田舎みそなどさまざまです。

少数ですが、汁がないお雑煮もあるほど、多種多様。

まさに百花繚乱ですね。

お雑煮の地域差 大まかな分類

以上を踏まえたうえで大雑把に分けると次のようになります。

  • 北海道 鶏だしすまし汁 角餅 焼く
  • 東北地方 醤油すまし汁 角餅 焼く
  • 東日本 醤油すまし汁 角餅 焼くまたは煮る
  • 中部地方 醤油すまし汁 角餅・丸餅 焼くまたは煮る
  • 西日本 みそ仕立て 丸餅 煮る
  • 中国・四国 すまし汁・みそ混在 角餅・丸餅混在 煮る
  • 九州地方 すまし汁 丸餅 煮る

 

あくまでもざっくりとした分類ですが、地域による差は大きいようです。

こうした料理は世界各地にあり、アメリカにおけるクラムチャウダー、イタリアのミネストローネなどがその代表例です。

クラムチャウダーはニューイングランド地方では牛乳を使った白いもの、マンハッタン地方ではトマトを使った赤いもの。

イタリアのミネストローネは入れる具材が違いますね。

野菜だけの地方、グアンチャーレなどの肉類を入れる地方があります。

お雑煮は家庭による差が大きい

また、交通手段が発達し、人が移動する現在では家庭による差が大きくなってきています。

住んでいる土地より、台所をあずかっている方がどこのご出身であるかが大きく影響しているようです。

筆者も様々な場所でよくお雑煮についてたずねますが、

「我が家は母が〇〇出身だから、この地域のお雑煮とは違う」

「父は〇〇出身、母は〇〇出身だからどこのお雑煮かわからない」

という回答をもらうことがよくあります。

家庭の数だけお雑煮がある―、そんな風にとらえておいたほうがよさそうですね。

ちなみに、筆者の実家は福岡の博多地区。

博多雑煮ですが、魚はアラとぶりの両方を入れていました。

また、同じ地域でも属している集団によって異なる文化を持っていることがあります。

博多では元武家と商人で食文化にかなりの相違がありました。

きっとどの土地でも同様のことがいえると思います。

まとめ

地域やご家庭で多種多様な顔を持つお雑煮。

これからも大切にしたい食文化ですね。

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