衣替えのシーズンですね。
準備は進んでいますか?
近年、夏が終わると急に気温が下がり、冬に突入。
「秋」がなくなった、と嘆く地域もありますね。
寒さにそなえて早めに防寒着を出しておきましょう。
さて、衣替えをしているとくしゃみが止まらないことはありませんか?
敏感な方は目がかゆくなったり、肌に違和感を覚えたりすることもあります。
衣替えの最中に起こる不調の原因は、ハウスダストやカビ。
この記事では、衣替えをする際の対策、日常的に気をつけたい点について解説します。
衣替え 洗った衣類なのに、ハウスダスト?
衣替えをしているとくしゃみが連発。
原因はハウスダストです。
大辞林によるとハウスダストは「家の中の塵や埃。ダニの死骸や糞などを含み、アレルギー性疾患の原因となる」とあります。
ハウスダストには衣類から出る細かい繊維も含まれます。
こうしたものが空中に舞い上がり、鼻の粘膜にくっつくとくしゃみが出るのですね。
また、洗ったつもりでも繊維の奥に残っていた皮脂などの汚れ・水分にダニがついたり、カビが生えたりすることもあります。
いずれもアレルギーの原因となりますね。
衣替え中のくしゃみ対策
何カ月もクローゼットやタンスに収納している洋服には、ハウスダストはたまるもの。
収納を開ける前に、万全な準備をしておきましょう。
必要なものはこちらです。
- 高機能マスク
- 窓を開ける・空気清浄機を使う
- ゴーグル・使い捨て手袋
では、ひとつずつ見ていきましょう。
高機能マスク
ハウスダストに敏感な方はマスクをしましょう。
このとき、普段使っている布製マスク、不織布マスクでは心もとないという方は高機能マスクがおすすめです。
N95など医療従事者が使用するマスクが、一般向けに販売されていますね。
楽天市場やAmazonなどで見つけられますので、気になる方は探してみてください。
家にストックがあると大掃除・引っ越しの時にも使えて便利ですよ。
私は殺虫剤を使う時にも着用しています。
換気・空気清浄器を使う
衣替えの間は窓を開けて換気を行うのも効果的です。
現代の家屋は密閉性が高いので、窓を閉めたまま衣替えしていると、部屋の中はハウスダストで充満してしまいます。
できれば、部屋の対角線上にある2つの窓を開けておくのがベスト。
家の立地によっては外の音がうるさい、外気が汚れているなど窓を開けられないことがありますよね。
そんな時には空気清浄機を回しておくと安心して作業できます。
さらに不安な方はゴーグル、使い捨て手袋も
くしゃみだけではなく、目がかゆくなったり、涙がとまらなくなったり、という方はゴーグルがおすすめです。
私も使っています。
水泳用の、度が入ったゴーグルは普段メガネを着用している方向け。
また、手がかゆくなる方は、使い捨て手袋を試してみてください。
衣替えの後はすぐに洗濯
衣替えで出した今シーズンの服はさっさと洗濯しましょう。
洗濯すれば、すばやくハウスダストを洗い流せます。
洗濯は夜、と決めている方は、それまでの間は大きなビニール袋で衣類をおおうなどの工夫が必要。
ハウスダストを遮断すればくしゃみの心配はありません。
衣替えのくしゃみ対策 普段から気をつけたいこと
クローゼットの掃除
衣替えの時、体調を崩さないように普段からできること。
それはクローゼットの掃除です。
1週間に一度はクローゼットを全開にし、換気。
掃除機で床や壁をきれいにしておきたいですね。
ウールなど動物性繊維を使った衣類には、害虫イガ・コイガがつきやすいものです。
こうした蛾の鱗粉や糞もアレルギーの原因になります。
気をつけたいですね。
段ボールや紙袋で衣類を保管しない
衣類を段ボールや紙袋に入れて保管するのはNG。
段ボール・紙の素材自体に虫がついていることがあります。
クリーニングから戻ってきたビニール袋のまま保管しない
クリーニングに出すと、衣類をビニール袋に入れて返却されますね。
プロが使っているものだから、とついそのまましまう人がいますが、これは危険です。
虫食い、カビの原因になります。
通気性の高い収納を選ぶ
衣替えの衣類を収納するケースは通気性の高いものを選びましょう。
昔ながらの桐、近年では不織布を使ったケースが販売されています。
ホコリが出にくい素材を選ぶ
これは洋服を選ぶときの問題ですが、シルクなどホコリが出にくい素材を選んでおくとのちのち楽です。
肌にも一番やさしい、と皮膚科の先生が話していました。
まとめ
衣替え時のくしゃみはちょっとした工夫で防げます。
できることからひとつずつ始めてみましょう。