お正月飾りはいつからいつまで飾るもの?処分方法についても解説します

田舎暮らし

毎年、年の瀬には神様をお迎えするために家をきれいにし、玄関やドアを飾る風習があります。

「正月飾り」といわれるもので、門松・しめ縄・鏡餅などがそれにあたります。

このお正月飾りはいつまで飾っておくものなのでしょうか?

また、処分するときにはなにか儀式が必要なのでしょうか?

今回は、お正月飾りについて深掘りしたいと思います。

https://twitter.com/takuongakujin/status/1740584685754110427

お正月飾りはいつまで飾るもの?

お正月飾りは12月13日頃から飾りはじめ、1月7日、または15日まで飾り続けます。

いわゆる「松の内」ですね。

正月飾りは年神様をお迎えするための目印となり、年神様に滞在していただくときの依り代(よりしろ)になるといわれています。

ですから、床の間や玄関の上部など格式の高い場所に安置するのが通例ですね。

飾る期限は大別すると関東では1月7日、関西では1月15日までです。

正月飾りの処分は左義長で燃やすのが正式

お正月飾りは年神様が宿っている大切なもの。

そのままゴミのように捨てることはしません。

左義長(さぎちょう)と呼ばれる火祭りで燃やすのが正しい処分方法です。

この左義長は地域によって呼び方が異なります。

「どんど焼き」「とんど焼き」「さいと焼き」「さんくろう焼き」「ほちょじ」などいろいろな呼び名があります。

井上靖『しろばんば』には、どんど焼きの名場面があり、これが印象に残っている方が多いのではないしょうか。

多くの地域では神社の境内で行われていますね。

そこへ書初めと一緒に正月飾りを持って行き、焼いてもらいます。

この時、その火で焼いた餅や団子を食べると病気をせず健やかにすごせるという言い伝えがあり、いまでも風習として残っている地域があります。

また、この灰を身体につけると健康になるといわれています。

左義長の始まりは平安時代

左義長は古くは平安時代から行われている伝統的な行事です。

もともとは宮中で毬杖(ぎじょう)を三本立てたことからこの名前がつきました。

小正月に行われる火祭りで宮中では正月15日・18日に清涼殿の南にある庭で、青竹を立てて扇や短冊を結び付けて焼いたそうです。

時代が変わり、民間に広まるときに正月飾りを燃やす風習が生まれたようです。

多くの地域で道祖神のお祭りとして親しまれています。

左義長に行けない時にはどうする?

この左義長はどこの神社でも行っているわけではありません。

ネットで検索すると神社のホームページに開催日時が記載されています。

Googleで検索すると近隣の左義長がヒットします。

地域の呼び名を打ち込んで、探してみてくださいね。

できれば、こういった催しに持参して燃やしてもらいたいですね。

ですが、神社が遠方、左義長の日には仕事や家事で忙しいこともあります。

燃やせなかった正月飾りは自治体の区分にしたがってゴミに出しましょう。

この時、感謝の気持ちを忘れずに。

できれば手を合わせ、「ありがとうございました」とお礼をいいましょう。

そして、きれいな紙に包み、他のごみとは別の袋に入れて収集の日に出しましょう。

金属やプラスティックの飾りは外して、分別ルールは厳守。

これで問題はありません。

https://twitter.com/johana_poupelle/status/1741278634240008492

まとめ

お正月飾りを飾る期限や処分方法についてお伝えしました。

お正月飾りは関東では1月7日、関西では1月15日まで飾るのが一般的。

お正月飾りは年神様の依り代です。

左義長の火で天に帰っていただくのが正式な方法。

ですが、近隣で左義長が行われていない、当日は忙しくて出かけられないなどそれぞれに事情があるかと思います。

その場合はお正月飾りに感謝を伝え、きれいな紙に包み、自治体のルールに従ってゴミ出ししましょう。

 

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