
ロゴデザインに込められたサステナビリティへの思い
はじめまして!ライターの辻です。
今回はサステナビリティに関する活動を行う企業や団体のロゴマークについてご紹介します。
活動や理念とともに、ロゴに込められた思いを読み解いていきます!
1. LUSH – ハンドメイドのバス製品
LUSHは主にハンドメイドのバス製品を製造・販売する企業です。
LUSHは環境に配慮した原材料を使用するだけでなく、製造時のエネルギーの削減や動物実験を行わないなど、サステナビリティに関して先進的な取り組みを行なっています。
ロゴは黒地に白文字というシンプルなものながら目を引きやすく、店頭に並ぶカラフルな商品を際立たせています。
店内のポップも黒地に白文字に統一されており、ブランドイメージを形作っています。
2. ecostore – ホーム&ボディケア製品
ecostoreはホーム&ボディケア製品を製造・販売しています。
梱包材には100%リサイクル可能な素材を使用し、製品の成分は植物・鉱物由来のものを使用。
人間と環境の双方向に配慮した取り組みを理念としています。
こちらもロゴは文字と線のみとシンプルながら、”eco”の部分を太字にして強調し、”+safer for you”というスローガンを組み込むことで理念が一目でわかるようなデザインになっています。
3. SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS – 持続可能な開発目標
SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS(SDGs)とは、2030年に向けて国連が定めた持続可能な開発目標のことを指します。
SDGsは17の大きな目標と、それらを達成するための169のターゲットから構成されています。
17の目標にはそれぞれイメージカラーが設定されており、ロゴ中のカラフルな”O”は、それらの色を表現したものです。
明るくて親しみやすい印象を受けるデザインです。
4. patagonia – アウトドア製品
patagoniaは主にアウトドア製品を扱う企業です。
環境にやさしい素材の使用から寄付活動まで、様々なサステナビリティに関する活動を行なっていることで有名で、より長持ちする製品を作ることで廃棄物の量を減らそうという取り組みが特徴的です。
ロゴは手書き風の背景が印象的ですが、これは南米のパタゴニアにある山をモチーフにしたものです。
雄大な自然をバックに表現することで、patagoniaの地球への敬意が読み取れます。
4. Precious Plastic – プラスチックがリサイクルできる装置
PRECIOUS PLASTICは個人でプラスチックがリサイクルできる装置を広める取り組みです。
WEBサイトではリサイクル装置の設計図を無料で公開し、詳しい使い方まで解説しています。
そのため世界中の人がPRECIOUS PLASTICに参加し、個人単位でリサイクルに取り組むことができるのが特徴です。
ロゴはビニール袋の旗のイラストが印象的です。
インパクトがありながら手書き風のデザインで手作り感が演出されています。
6. TED – 世界的な講演会を主催する非営利団体
TEDは講演会を主催する非営利団体です。
様々な分野のプロフェッショナルが講演を行い、環境問題やサステナビリティについて語られることも多くあります。
ideas worth spreadingをスローガンとしており、各分野のアイデアを社会に広めていこうという理念のもと運営されています。
ロゴの文字はHelvetica NeueとHelveticaを使用しており、安定した印象を抱きます。
色使いも目を引きやすく、視認性の高いデザインです。
7. CICLO – 世界を変えるためのサステイナビリティーマガシン
最後にご紹介するのはサステナビリティに特化した当サイト、CICLOです。
CICLOはスペイン語で「サイクル/円」を意味しており、地球上の生命のサイクルを表現しています。
そのためロゴも有機的な線で描いた円を重ね、丸をベースとしたフォントで文字を構成しています。
またSNSなどの丸ベースのアイコンに使用する際も可愛く綺麗に見えるように意識して制作しています。
今回はサステナビリティに関する企業・団体のロゴデザインについて特集しました。
活動だけでなくロゴに注目することで新しい視点が得られるかもしれません。